forever with u 〜ママからベビたんに送る日記〜

ベビたんのことをずっと想っていられるように**°日々の日常とママの気持ちを送る手紙のような日記( ˘ ˘ )

そして出産へ。

全く訳が分からんかった。

 

頭が真っ白。

 

 

 

検査から戻って、

先生から彼にも伝えられた。

 

 

 

"今回は残念でした"

 

 

 

先生の言葉で気が付いた。

 

 

 

 

"あぁ。ベビたん亡くなっちゃったんや"

 

 

 

 

ポロポロ零れる涙。

 

 

 

 

感情は悲しいとかそんなんやなくて、

とにかく無やった。

 

 

 

 

ただただ流れる涙。

 

 

 

 

何も考える暇もなく、処置だけが進んだ。

 

 

 

 

抗生剤の点滴を刺され、

無理矢理陣痛を起こす薬が投与された。

 

 

 

 

彼はわたしの入院道具を取りに家に一旦帰った。

 

 

 

おうちで仮眠してたら夢の中で号泣してたんやって。後からきいた。

 

 

 

 

ただただ時間だけが過ぎてった。

 

 

 

 

全てが終わってしまった

 

 

 

そんな感覚やった。

 

 

 

 

気持ちもない、感情もない、

 

 

 

 

 

ただただボーっと。

 

 

 

 

 

何も覚えてない。

 

 

 

 

陣痛が来るまでベッドの上で、

まるで自分がこの世からどこか遠くへ飛ばされたかのように、

 

ただ茫然と時を過ごした。

 

 

 

 

15:00頃

 

 

お腹が痛み出す。

 

 

 

 

あまりもの痛さに気を失ってしまいそうやった。

 

 

 

 

痛んだり、治まったりの繰り返し。

 

 

 

 

そして16:00前

 

 

痛みはピークに。

 

 

 

 

彼がナースコールで看護師を呼んでくれ、

そのまま分娩室へ運ばれた。

 

 

 

 

 

とにかく痛かった。

 

 

 

 

 

麻酔なくメスを入れられる感じ。

 

 

 

 

あまりもの痛さに涙が止まらんかった。

 

 

 

 

 

看護師さんのやさしい言葉だけが支えやった。

 

 

 

 

 

力んで力んで、

 

 

 

これでもかってくらい踏ん張って。

 

 

 

 

 

"早く終わってほしい"

 

 

 

そう願った。

 

 

 

 

 

格闘すること30分。

 

 

 

 

 

 

お腹の中からあの時と同じ感覚。

 

 

 

 

 

ドバドバドバと全てが出ていく感じが分かった。

 

 

 

 

それと同時に、

わたしの中からベビたんがいなくなってしまった寂しさが溢れた。

 

 

 

 

とうとういなくなってしまった…。